食品・飲料製造
栄養補助バー、ゼリー
これまではプロのアスリートが主なターゲットであった栄養補助バーやゼリーですが、今ではアクティブに体を動かすスポーツ愛好家、およびヘルシーなライフスタイルの一環として手軽な栄養補給を求める消費者たちが利用する主要商品となっています。間食として、または食事の代わりとして食べられるスナックバーの消費量は堅調な成長をみせており、2017 年には米国国内で 76 億ドルの売上を達成すると見込まれています (年成長率 2%)。 1
栄養価を高め機能を改善するたんぱく質、商品を長持ちさせるホエイ、美味しさをプラスするヨーグルトなど、米国産乳製品原料は、栄養補助バー・ゼリーのメーカーが求める栄養、味、そして機能を提供することができます。また、米国産乳製品および乳製品原料を使うことで、革新を続けながら流行に合わせた製品を提供し続けることができるようになります。米国産乳製品についての詳細は、「製品」セクションをご覧ください。
近年の栄養補助バー市場の成長の主な要因の 1 つに、世界的な健康ブームが挙げられます。このブームにより消費と開発において世界規模で促進され、2013 年に新発売されたシリアルバー・栄養補助バーの 70% が健康関連商品として位置づけられています。2 米国の成人のうち半数以上 (51%) が、一般のスナックバーを消費しており、他のタイプのバー食品にも興味があるとしています。3 また成人の 25% が代替食バー、36% がスナックバーやプロテインバー、35% が食物繊維バー、そして22% が栄養補助バーを購入しています。3 消費者の健康トレンドが生み出す全体的なニーズに応えるこのカテゴリーにおいては、たんぱく質が重要な役割を担っています。 健康的な食品を求めるアクティブな消費者の数が増えたことで、筋肉増強から加齢による筋力低下の防止まで、多様なニーズが明らかになりました。米国のスナックバー市場では、食物繊維やたんぱく質などを強化したものから、グルテン フリー食品など食に関する特定のニーズを満たすものまで、健康に関するさまざまな点を考慮した商品が販売されています。1 また、なじみのない材料や保存料などが消費者に不安をもたらすことを避けるため、多くの新製品のパッケージには、自然由来、無添加などといったクリーン ラベルの表示が含まれています。1 運動のあと、多くのアスリートはリカバリーを助ける栄養豊富な食品を求めますが、ここで注目されるのがたんぱく質です。また同時に、老若男女あらゆる消費者が健康増進のためにたんぱく質の摂取量を増やす方法を模索しています。 最近の研究によれば、78% の消費者が、たんぱく質が健康な食生活に貢献していると回答しています。4 また、たんぱく質が強化された食品や飲料を購入したことのある消費者の 40% が、値段が多少高くてもたんぱく質強化商品を選択すると回答しています。4 またバー商品における消費者のたんぱく質へのニーズに対応するための商品開発も進んでおり、2013 年に発売された新商品の 42% がたんぱく質強化商品でした。2 質の高いたんぱく質を含む栄養補助バーやゼリーを摂取することで、筋肉量の低下を抑制し、筋力増強を助けます。3 健康な成人においては、筋トレを行う前に乳由来の完全たんぱく質であるホエイたんぱく質を 20 グラム摂取することで、筋肉のたんぱく質合成が促進されます。5 高たんぱく食の一環として乳由来たんぱく質をとることで、健康的な体重を維持し、空腹感を抑え、脂肪を減少させ、加齢にともなう筋肉量の低下を抑えることができます。6 米国産乳製品原料は、味、機能、そして栄養の三拍子そろった、優れた原料です。以下の表に、代表的な乳製品原料が持つメリットが示されています。栄養補助バー、ゼリーの最新トレンド
健康とウェルネス
たんぱく質の力
乳製品の活用
Resources & Insights
イノベーションのアイデアや技術的サポートをお探しですか。 米国産乳製品を使った栄養補助バーやゼリーの開発については、以下の資料に詳しくご説明しています。ダウンロードしてご確認ください。
1Euromonitor International.Snack Bars in the US.December 2013. http://www.euromonitor.com/snack-bars-in-the-us/report
2Innova Database.Protein Enrichment Starts to Edge into the Mainstream.November 2013.
3Sloan, E. The Top Ten Functional Food Trends.Food Technology.April 2014, Vol. 68, No. 4. http://www.ift.org/food-technology/past-issues/2014/april/features/toptentrends.aspx?page=viewall
4NPD Group, Protein Perceptions and Needs, 2014.
5Witard OC, Jackman SR, Bren L, et al. Am J Clin Nutr.2013.
6National Dairy Council, 2013. http://wheyprotein.nationaldairycouncil.org/wp-content/uploads/2012/02/WheyStateoftheScience.pdf