業界データ
グローバル リーチ
米国産乳製品が世界の食卓を支える
米国産乳製品と原料に対する、世界的な需要の高まりが続いています。米国の酪農業界では、酪農家から食卓に至るまで、品質、一貫性、製品のイノベーションに向けた献身的な取り組みが行われています。生乳の豊富な供給量はなおも増加が続いていることと、事業者間の協力関係が深まる一方で顧客中心主義の徹底とも結びついたことで、輸出が後押しされ、毎年、新たな記録を打ち立てています。
5 年連続 (2010 - 2014 年) で乳製品の輸出が増加した米国は、世界有数のホエイ原料、乳糖、脱脂粉乳、チーズの輸出国として、確固たる地位を築きました。また、米国の輸出全体を見ると、全脂粉乳とバターの輸出も上昇傾向にあります。
米国の牛乳生産量が 10 年以上継続して増加していることは、世界中に広がる米国の酪農産業の顧客の支えとなっています。世界の顧客には米国、アジア、ラテン アメリカ、中東、北アフリカなどが含まれ、液体ミルク、チーズ、ヨーグルト、アイス クリーム、バター、その他の乳製品と原料などを供給しています。
実際に、世界の市場の需要によって米国の牛乳生産量は徐々に増加し、2003 年から 2014 年までの間に 59% 増加しました。そして米国産乳製品の海外顧客への出荷は、2003 年には米国の牛乳生産量の 5.7% だったのに対し、2014 年には牛乳生産量の 15% に相当するまでになりました。そして、米国の主な乳製品セグメント (脱脂粉乳、全脂粉乳、チーズ、バター脂、ホエイ) の世界的な輸出シェアは、2014 年に 16.7% に達しており、2009 年から 11% 増加しています。
着実な輸出の伸びは、世界の顧客と協力的なパートナーシップを築く米国の取り組みが本物であることを示しています。同様に、品質面と安全面で厳格な顧客要求を満たす、栄養価が高く健康的な、世界クラスの乳製品と原料を提供する取り組みもまた本物です。グローバル化の波により、食品・飲料業界では製造作業を多数の国へ拡大させる流れが続いています。そんな中、米国酪農業界の幅広い製品ポートフォリオが、単一国家として最大の牛乳生産国であることと結びつき、世界へ向けて高品質な米国産乳製品と原料を提供する能力を堅実に支えています。