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ミルクたんぱく質の分類
濃縮ミルクたんぱく質製品は、牛乳由来のスキムミルクから十分な量の非たんぱく質構成物質 (乳糖とミネラル) を除去して作られます。乾燥させた最終製品には、重量比で 40% 以上のたんぱく質が含まれます。濃縮ミルクたんぱく質製品は、ろ過処理や透析などの安全かつ適切な手法によって、乳糖またはミネラルの全部、もしくは一部を除去して作ることもできます。
乳由来たんぱく質は、ものによって形状やたんぱく質の含有量が違います。食品業者や消費者にとってのメリットも、原料によって異なります。ミルクたんぱく質の原料には濃縮ミルクたんぱく質 (MPC) と分離ミルクたんぱく質 (MPI) が含まれています。MPC のたんぱく質量はさまざまで、カゼインとホエイたんぱく質の含有比率は 80:20 になっています。精密ろ過処理によって、このカゼインとホエイたんぱく質の比率が異なる新しい原料も作られています。濃縮ミセラ カゼイン (MCC) や精密ろ過濃縮ミルクたんぱく質 (MMPC) が、その一例です。