食品・飲料製造
製菓
世界中の消費者が、特別なぜいたくとして、また毎日食べる軽食として、甘いお菓子を買い求めています。定番のものから最近流行の味まで、スイーツ、特にチョコレートへの需要は、過去 5 年間で製菓業界全体の売上増加と、活発な新製品開発に貢献しています1
チョコレート、ガム、キャンディーの市場は、世界規模で 2009 年から毎年 2% の成長率を記録し、2014 年にはその総売上が 2000 億ドル近くにまで達しています。2 なかでも、カテゴリー全体の成長に貢献しているのがチョコレート類です。2世界のチョコレート製造は、2008 年から 2013 年の間に実に 30.2% もの成長を遂げ、2013 年から 2018 年の間で、37.1% の成長率を達成すると予測されています。1
米国産乳製品原料を使った菓子類は、豊かで深い味わいと高い栄養価で、消費者の舌を満足させることができます。長きにわたり世界一の牛乳生産量を誇る米国酪農業界は、万全の体制をもって、新たなスイーツの開発につながる材料を菓子メーカーに提供できます。米国産乳製品および乳製品材料を使うことで、開発担当チームは、革新を続けながら流行に合わせた製品を常に提供することができます。米国産乳製品についての詳細は、「製品」セクションをご覧ください。
製菓の最新トレンド
欧米市場における 1 人当たりの製菓消費量が落ち込みを見せる一方で、インド、中国など新たな市場における消費者重要が、その減少を補填して余りあるほどの力強い成長を見せています。2
高品質の商品を手ごろな値段で購入したいという消費者の需要があらゆる市場で高まっている今、チョコレート製造部門がカテゴリー全体の成長に引き続き貢献すると期待されています。2
チョコレートといえば、そのとろけるような甘さがよく知られていますが、クリーンラベルという原材料表示を実現できるチョコレートは、安心安全な製品を求める顧客のニーズも満たすことができます。
とっておきの楽しみ
世界中の消費者たちが、甘さもしょっぱさも楽しめる菓子類、特にチョコレートに楽しみを見いだしています。長い間欧米で愛されてきたチョコレートは、現在、新興市場の消費者たちにも楽しまれるようになり、その力強い成長が世界全体の消費量を押し上げています。2中国やインドの甘党の消費者たちは、毎日のおやつ、密かな楽しみ、特別な日のデザート、また贈り物としてチョコレートを生活に取り入れるようになりました。2
乳製品原料は、ミルクチョコレート、ファッジ、キャラメル、トフィー、プラリネなどのお菓子に欠かすことのできない材料です。もっとも一般的な材料としては、無脂肪ドライミルク (NDF)、全脂ドライミルク、ドライバターミルク、コンデンスミルク、エバミルク、バター、ドライクリーム、乳糖、ホエイ製品が挙げられます。
クリーンラベル
近年、消費者の関心を集めるクリーンラベル。食品・飲料メーカーでは、その関心に応えるべく努力が続けられています。なじみのある材料を簡潔に示すことで、消費者が、自然で新鮮、そして本物の材料を使った食品を加工された食品と見分けることができるようになります。3
製菓業界における乳製品開発努力は、クリーンラベルへの消費者の期待に応えるものです。3 乳製品原料および乳製品をベースとした原料を使うことで、その商品が過度に加工されていないこと、そして栄養面で強化されていることをラベルを見た消費者に示すことができます。
乳製品の活用
乳製品をベースにした原料は、甘いものを求める消費者のニーズを満たしながら健康面でのメリットを提供できる、バランスのとれた材料と言えます。また乳製品原料は、他の原料の味を引き立てる、新たな味を加える、消費者が求める甘さや塩味といった味を保持・向上するなどの役割を担っています。
米国産乳製品原料は、味、機能、そして栄養の三拍子そろった、優れた原料です。以下の表に、代表的な 6 つの乳製品原料がもつメリットが示されています。
Resources & Insights
イノベーションのアイデアや技術的サポートをお探しですか。 米国産乳製品を使った菓子類の開発については、以下の資料に詳しくご説明しています。ダウンロードしてご確認ください。
1Innova Database.Established brands and new ingredients drive confectionery NPD.February 2014.
2Euromonitor.Global Confectionery Overview:Key Categories, Countries and Trends to 2019.July 2014.
3Innova Database.Clean label call for confectionery.October 2012.