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メイン料理

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女性の社会進出、忙しいスケジュール、そして冷凍食品の充実によって、世界のインスタント食品の売上は増加を続けており、2012 年には 787 億ドルを記録しました。1 ピザ、メイン料理、軽食を含む冷凍インスタント食品は、冷凍食品の中で最大の売上を誇るカテゴリーであり、2012 年に 2 兆 247 億 4 千万ドルもの規模に達した世界冷凍食品市場において 35% のシェアを誇っています。1

冷凍食品全体でみると、2019 年まで 3.9% という堅調な成長水準を維持すると予測されています。1 これには冷凍のインスタント食品をはじめとし、魚介類、ポテト、フルーツ、野菜、そしてスープなどが含まれています。メイン料理となる冷凍食品の製造と販売には、栄養面、そして健康面に配慮した慎重な措置が必要です。時間に追われる世界の消費者にとっては、調理の手間がかからないことも重要な要素です。  

米国産乳製品原料を取り入れることで、慌ただしいライフスタイルにおいてもすぐに食卓に並べられ、かつヘルシーなメイン料理を製造することができます。自然志向、クリーンラベル、体重管理、減塩といった、現代のライフスタイルと健康に関するニーズを満たす製品の開発には、チーズ、ホエイたんぱく質、パーミエートなどの原料が役に立つでしょう。乳由来たんぱくは空腹感を抑え、BMI を適正に保ち、満足感を高めることができます。2 チーズは、風味や機能を特定の要素に合わせて調節できる、美味しくて栄養価の高い原料です。ホエイ パーミエートは、焼き色と風味を改善し、塩分を抑えます。 

米国乳製品業界は、製品開発に努める食品・飲料メーカーが一段上の風味、栄養、機能を提供するために必要な、付加価値の高い原料を供給することができます。また、米国産乳製品および乳製品原料を使うことで、メイン料理のカテゴリーにおいて、革新を続けながら流行に合わせた製品を提供し続けることができるようになります。米国産乳製品についての詳細は、「製品」セクションをご覧ください。

メイン料理の最新トレンド

メイン料理食事の中心となるメイン料理は、主なたんぱく質を含みます。自然由来の材料であり、多彩な風味をもつチーズは、定番の肉料理、オーブン料理、パスタ料理をもっとおいしくすることのできる万能の材料です。またチーズのたんぱく質で食事の満足感もアップします。さらに、その風味と食感、栄養、たんぱく質、そして見た目のよさから、ベジタリアン向けのメイン料理にも活用することができます。  

2012 年の冷凍食品の全世界売上高を見ると、35% のシェアを誇る欧州が市場リーダーであり、最大の消費国は 15% のシェアをもつドイツでした。1 アジア太平洋地域のシェアは 24.8% であり、インドと中国が消費国の上位に並んでいます。1 欧州や北米など成熟した市場では比較的なだらかな成長が予測されている一方、ブラジルやアルゼンチンなどの新興市場では、大きな成長が見込まれています。1  

ヘルシーなメイン料理に対する消費者のニーズは以前として根強いものの、忙しい毎日に追われる中で、調理の手間がかからないメイン料理への需要が高まっています。一方、レストランなどで懐かしいメニューの再定義が進んでいることを背景に、包装食品に大きな成長機会が生まれています。   

利便性

栄養価の高い夕食を求める消費者にとって大切なのは、具体的なメニューよりも、調理が簡単であること、そしておいしいことです。米国の消費者への調査では、食べ始める 1 時間前の時点でメニューが決まっていないと答えた人の数は 57%、そして、メニューを決める際に最も重要視することが「調理の簡単さ」だと答えた人の数は 41% で「料理の味」に肉薄しました。3 この統計からもわかるように、調理の手間がかからないメイン料理を求める消費者の数が増えてきています。 

その結果、料理の手間と時間を省くことのできるミールキットが、世界中のスーパーで販売されるようになりました。このようなメイン料理のミールキットの多くに、消費者が求める味と食感、そして栄養を実現するため、チーズやバターなどの米国産乳製品原料が使われています。  

「懐かしの一品」が外食業界の新たなブームに

昨今、思わずほっとする懐かしいメニューが世界中のレストランでトレンドとなっていますが、これはさまざまな文献が示唆するように、目まぐるしい現代のライフスタイルの反動であると言えます。レストラン、そしてメイン料理を扱う食品メーカーは、子ども時代に食べた懐かしい味を、昔のまま再現したり、新たなアレンジを加えたりして消費者に提供しようとしています。 

ブリーと生ハム、ブルーチーズとグリルした桃など、強い風味をもつアルチザンチーズを取り入れたグルメ志向のグリルチーズサンドイッチが高級レストランなどで提供され、この組み合わせが調理済み食品でも見られるようになりました。スペシャリティチーズなどの質の高い乳製品原料をマカロニチーズに使うことで、高級な気分を味わえる懐かしの一品が、自宅で簡単に食べられるようになりました。 

乳製品の活用

米国産乳製品原料は、味、機能、そして栄養の三拍子そろった、優れた原料です。以下の表に、代表的な 6 つの乳製品原料がもつメリットが示されています。

 チーズ (詳細)乳脂肪(詳細)濃縮ミルクたんぱく質 (MPC) (詳細)無脂肪粉乳(詳細)ホエイ パーミエート(詳細)ホエイたんぱく質(詳細)
粘性           あり
見た目           あり
焼き色       あり あり  
なめらかさ           あり
外国風の味 あり          
風味 あり あり あり   あり  
加工補助           あり
たんぱく質強化            
減塩         あり  
食感 あり   あり あり   あり
水和性     あり     あり
  チーズの詳細情報 バターと乳脂肪の詳細 ミルクたんぱく質の詳細 粉乳の詳細情報 パーミエートの詳細情報 ホエイの詳細情報

1Research and Markets. Frozen Food Market-Global Industry Analysis, Size, Share, Growth, Trends & Forecast to 2019.February 2014. www.researchandmarkets.com/research/cxq32c/frozen_food
2National Dairy Council, 2013. http://wheyprotein.nationaldairycouncil.org/wp-content/uploads/2012/02/WheyStateoftheScience.pdf  
3GfK Roper Reports US/NPD Group Research